悲しい雪
自由が丘のマンツーマン美容室アルーアルーの中原幸信です。
年末年始の休みも終わり
1月6日から仕事始めでしたが
1月8日に義母の訃報を聞き
1月9日からまた家族で妻の実家に。
ここ数年は 体調が悪かったのですが
今年の正月に会ったときは
そんなに早い別れが来るとは思っていませんでした。
9日早く 新幹線で広島へ
飛行機も考えたのですが
10・11日は西が大雪の予報
どうなるかもわからないので
新幹線にしました。
とりあえず スタッドレス装着4WDのレンタカーを予約。
広島に着き
広島市内は 時折 雪がちらちら舞う程度でした。
義母に最初に会ったのは
25・6年前・・・
妻の実家に行った時でした。
妻は三姉妹の末っ子で
上二人が嫁いだ後
婿養子が欲しい彼女の実家にとって
私は当然 招かざる客であり
それから何回かお会いしたのですが
たとえ結婚したとしても
このお義母さんとうまくやっていけるかな・・・と
正直 思ったものでした。
しかし 結婚してからは
「幸さん 幸さん」と とても良くしてくれ
あの はじめの頃の印象は全くなく
本当にやさしい お義母さんでした。
(二年前の夏 土間でカット)
ただ 今思えば
嫁としての務め・・・とでもいうのでしょうか
家を守らないといけないという気持ち・・・というか
責任感というか・・・・
自分が子どもをもって・・・
このくらいの年になって・・・
・・・・理解できることでもあるのですが
20代の私には そういう気持ちを理解するに至りませんでした。
正直 いつも忙しく動いていた義母と
二人でゆっくり話したことはありません。
一度 夏に帰省した時
4・5年前でしょうか
そのころから 少し体調が悪くなり
どういう理由だったか
車で片道1時間半くらい離れた福山の病院まで
私の運転で二人で行きました。
義母はあまり口数の多い方ではなかったこともあり
どんな話をしたかは覚えていません・・・。
ただ たわいもない話だったと思います。
もう少し 気の利いた話でもしていれば・・・とか
もう少し聞いておきたかったこと・・・とか
今思えば なんとなくそういう欲は出てしまいます。
でも やはり本当に聞きたいことは
話せないものなのかもしれません・・・
誰が・・・・どういう状況にあっても。
通夜から 外は雪が降り
葬儀のある翌朝 外は真っ白でした。
私が 妻の実家に来て
これほど雪が降っているのは見たことはありません。
葬儀は さらに山を少しのぼったところで
葬儀が終わるときには
しっかり積もっていました。
外の雪に 一番に出たのが 下の子で
それから 皆外に出て
誰から始めだしたのか・・・
いつもまにやら雪合戦
つかの間の 笑いがありました。
本当は 葬儀の次の日に帰る予定でしたが
翌日がより降雪量が多くなる予報で
私と息子たちは
日が暮れる前に 広島市内の私の実家に
車で向かいました。
今まで 冬の帰省は
いつもスタッドレスの4WD車をレンタルしていたのですが
今回は 初めてその効果が感じられることになりました。
翌朝 私の実家から駅へ向かう車内
ラジオを聴いていたら
広島の県北は 積雪100cmを超えていました。
・・・前の日に帰って・・よかった・・・。
訃報を聞いて帰る前 妻は
「お母さん なんでこんな天気の時に・・・雪女じゃん・・・・」と
辛いながら漏らしていましたが
結果的に 一日遅ければ
より大変なことになっていたわけで・・・。
誰にも
とても記憶に残る一日になったことは確かです。
Category: 2018年
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