「塩田千春展:魂がふるえる」に行きました。
自由が丘のマンツーマン美容室アルーアルーの中原幸信です。
六本木ヒルズでとんかつを食べた後
森美術館で「塩田千春展:魂がふるえる」を見に行きました。
作品に関しては
想像以上・・・というのが大まかな感想です。
塩田さんの作品は
2001年の横浜トリエンナーレで巨大なドレスの作品を見たのが初めてで
とても印象に残っている作品です。
キャリー?
広島出身の私には 「黒い雨」に見えました。
会田誠の絵を連想しました。
全体を見て
ただただ・・・・・濃い・・・・・確かに魂を揺さぶられたように感じます。
そして 空間を使ったアートもあるのですが
ドローイングを見ているような
またそれが 後から面というか立体として脳裏に残る・・・。
・・・という不思議な感覚を覚えました。
やはり 初期 年齢も若い時期の作品は
メッセージもストレートで
見る人を苦しくまでしてしまう作品が多く感じました。
妻は 一言「嫌い。」
作品を見ていて 彼女がそう思うだろうなと思いましたし
後から聞いて
特に苦しくなった作品は 私がそう思うだろうなと思った作品でした。
でも 苦しくなる・・・・ということは
どういう形であれ いったん体に入ったのだと思うので
全く関心を示されないよりは
彼女が作品と向き合った感想だと思います。
でも近年の作品は
力強さは変わらないけど
メッセージの投げかけ方も違うように感じました。
象徴的だったのは
「赤」
「黒」
「白」
作者の心の色でしょうか。
そして 最後に
この人は 「普通の人」なんだな・・・というのが
変な言い方ですが 私の感想です。
変に芸術家っぽく無く 奇をてらってなく
どちらかというと控えめな。
その気持ちの穴埋めを
行き場のない感情を
作品でしているようで
だからこそ その作品の強さでもあるのかと感じました。
特に今回は病と闘いながらの展覧会の開催ということで
それも心を揺さぶられる大きな要因だとも思います。
もうすぐ展覧会も終わります。
是非 その空間に身を置くことをおすすめします。
Category: 日記
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